大変な草刈りを短時間でラクに終わらせるために、草刈機をどう選べばよいかお困りではありませんか。
草刈機は、お家の庭で使うものから、大規模な農地の管理に使うものまで様々な種類があります。
ホームセンターで見たり、ネットで調べたりしても、種類の多さに圧倒されるばかりです。
草刈機は安い買い物ではありません。
自分にぴったりの草刈機を見つけたいとお考えになるのももっともです。
そこでこの記事では、次のことを解説します。
(1)自分にあったものを選ぶには何を基準にすればよいか
(2)価格の相場はどのくらいか
(3)草刈機にはどういった種類のものがあるか
(4)どこで購入するのがよいか
数々の機種の使用経験をもとに、手で持つタイプと車輪やキャタピラで自走するタイプの違いや、エンジン式と充電式の良し悪しなど、様々な切り口から解説します。
この記事を読むことで、あなたにとって理想の草刈機がきっと見つかることでしょう。
1. 草刈機の選び方
この章では、草刈機の選び方を説明します。
選ぶ基準として、次の順番にしがたって検討しましょう。
(1)家庭向け、一般農家、農地管理のプロ等の利用シーンに応じて
(2)面積規模
(3)予算
(4)雑草の種類・草丈など
草刈機は、大が小を兼ねるわけではありません。
それぞれ得手不得手があります。
適材適所を考えて選んでいきましょう。
1-1. 家庭向け草刈機の選び方
家庭向けの面積規模で使われる草刈機は、ほぼ手で持つタイプになります。
「刈払機」とも呼ばれます。
初心者で安全を優先させたいのであれば、充電式をお勧めします。
充電式であれば、エンジン式のような専門的なメンテナンスも不要です。
音も比較的静かです。
刃はナイロンカッターがお勧めです。
硬いものにあたっても大丈夫だからです。
もう少しパワーが欲しい方は、エンジン式を選びましょう。
排気量が少ないものでも力強く刈ることができます。
エンジン式と充電式の違いを詳しく知りたい方は、「2-3. 手で持つタイプには、動力式に種類がある」を参照ください。
1-2. 中規模農家向け草刈機の選び方
やや広めの農地がある場合、あるいは畦や法面、山林など難しい場所も刈る必要がある場合は、手で持つタイプのエンジン式がお勧めです。
替え刃もチップソーかあるいは金属刃が有効です。
硬い草や背の高い草も刈ることができます。
替え刃の違いについて詳しく知りたい方は、「2-5. 手で持つタイプには、替え刃にも種類がある」を参照ください。
手で持つタイプは握り方にも幾つか種類があります。
両手ハンドル(U字ハンドル)、ループハンドル、ツーグリップなどにわかれます。
握り方の違いについて詳しく知りたい方は、「2-4. 手で持つタイプには、握り方にも種類がある」を参照ください。
1-3. プロ向けの草刈機の選び方
たくさんの農地を預かっている等のプロ農家さんなど比較的広い面積を刈る必要がある場合は、車輪やキャタピラで自走するタイプがお勧めです。
特に、公共事業などで広大な面積を刈る場合は、乗用型(搭乗型)が活躍します。
自走するタイプについて詳しく知りたい方は、「2-6. 車輪やキャタピラで自走するタイプは操作方法によって様々」を参照ください。
1-4. 面積による選び方
一般的なお家の庭の程度の広さであれば、手で持つタイプ(刈払機)がお勧めです。
狭い場所や障害物があっても細かく丁寧に刈れるからです。
広い土地なら車輪やキャタピラで自走するタイプがお勧めです。
自走するタイプは刈るスピードが断然速いです。
手で持たなくて良いので疲れ方も違います。
さらに広大な面積になると乗用型(搭乗型)がお勧めです。
高額ですが、面積が広くなればなるほど費用対効果は高くなります。
1-5. 予算による選び方(草刈機の価格の相場)
手で持つタイプの場合、排気量や電圧で価格に差が出ます。
参考に、手で持つタイプの草刈機の価格相場は次になります。
一方、車輪やキャタピラで自走するタイプは、操作方法の違いによって価格が大きく異なります。
特に乗用型(搭乗型)は、軽自動車並みに高額です。
参考に、自走するタイプの価格の相場は下記になります。
1-6. 草の種類・草丈による選び方
硬い草や背の高い草を刈るには、パワーが必要です。
エンジン式でかつチップソー、あるいは金属刃がお勧めです。
一方、柔らかい背の低い草は、充電式のナイロンカッターがお勧めです。
細かくチップ状に刈ることができます。
替え刃の違いについて詳しく知りたい方は、「2-5. 手で持つタイプには、替え刃にも種類がある」を参照ください。
1-7. 手で持つタイプの排気量・電圧による選び方
手で持つタイプの場合、排気量・電圧によって用途が広がっていきます。
排気量・電圧と主な特長・用途の関係は次のとおりです。
内容を理解した上で、最適な排気量・電圧を選びましょう。
排気量・電圧 | 内容 |
---|---|
エンジン:20cc 充電式:14.4V |
軽くて取り扱いが容易 パワーは弱い 柔らかい草 芝生など 庭先 畦道 初心者、一般家庭向き |
エンジン:23cc 充電式:18V |
軽く取り扱いが容易 やや広めの平地まで可能 金属刃もナイロンコードも使える パワーはやや弱く、硬い草には向かない |
エンジン:26cc 充電式:36V |
パワフル 硬い草や小枝も切れる 広範囲の草刈りも可能 深く生い茂った雑草地、土手などもOK やや重いため体力に自信のない人には不向き |
エンジン:30cc | 非常にパワフルだがその分重い 背の高い草や笹・竹、山林、造園にも対応 危険度が高いためプロ向き |
2. 草刈機の種類
この章では、草刈の種類を説明します。
操作方法や持ち方、動力の違いなどによって様々な種類があります。
まずはどのような種類の草刈機があるか全体像をみてみましょう。
2-1. 草刈機の全体像
草刈機には、手で持つタイプと車輪やキャタピラで自走するタイプがあります。
手で持つタイプは、動力式、持ち方、替え刃の違いによって様々な選択肢があります。
車輪やキャタピラで自走するタイプは、人が乗り込むもの、手で押して歩くもの、ラジコン式など大小様々な種類があります。
草刈機は大が小を兼ねるわけではありません。
それぞれに適材適所があります。
では、一つずつ説明します。
2-2. 草刈機には手で持つタイプと車輪やキャタピラで自走するタイプがある
草刈機には、手で持つタイプと車輪やキャタピラで自走するタイプがあります。
一般家庭や小規模農家などで想定される草刈りなら、手で持つタイプで十分対応できます。
さらに大規模な面積を刈る必要がある場合には、自走するタイプが選択肢にあがってきます。
2-2-1. 手で持つタイプ
手で持つタイプは「刈払機」とも呼ばれます。
一般家庭でよく使われるのは、こちらのタイプです。
手で持つタイプはさらに、動力式、持ち方、替え刃によって様々な種類にわかれます。
農家さんでも、田畑や畔など様々なところで使っています。
また狭い場所や斜面など、いろんなシーンで活躍します。
手で操作するので、細やかに草刈りが行えます。
同時に、手で持ち続けないと作業できませんので、その分疲れます。
2-2-2. 車輪やキャタピラで自走するタイプ
車輪やキャタピラで自走するタイプは、平坦で比較的広い面積で活躍します。
自走するタイプはさらに、操作方法によって幾つかの種類にわかれます。
操作に腕力は要りませんので、手で持つタイプほどには疲れにくいです。
手で持つタイプより高額ですが、面積が広いほど費用対効果は良くなります。
ただし、接道していない土地では搬入が難しくなります。
ぬかるんでいる土地では、自重で沈むので使えなくなります。
また、障害物があると作業効率が極端に悪くなるので、ご注意ください。
2-2-3. 手で持つタイプと車輪やキャタピラで自走するタイプの比較
タイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
手で持つタイプ | 初心者でも手軽に始められる 少ない予算で買える ハイパワー本格的なプロ仕様もある |
広大な土地では作業効率が悪い 刈った草の処分が必要 |
車輪やキャタピラで自走タイプ | 平坦で広大な土地で威力を発揮 刈った草がチップ状になるので処分不要 高額だが面積が広くなるほど費用対効果は良くなる |
接道していない土地では搬入が難しい ぬかるんでいる土地では使えない 障害物があると作業効率が極端に悪くなる |
2-3. 手で持つタイプには、動力式に種類がある
手で持つタイプには、動力式に種類があります。
パワーを優先するか、扱いやすさを優先するかで選びます。
2-3-1. エンジン式(燃料)
エンジン式(燃料)は、最もオーソドックスな動力です。
ラインナップも豊富で、排気量も様々に選べます。
燃料さえ買っておけば、長時間刈り続けることができます。
騒音が大きいので、住宅街などでの使用には注意しましょう。
またメンテナンスも手間がかかります。
長い間使わなかったりすると、エンジンがかかりにくいこともあります。
2-3-2. 充電式(バッテリー)
充電式(バッテリー)は、手軽に使うことができます。
音もエンジンに比べて静かです。
最近は、大容量のバッテリーも開発され、長時間使えるものも出てきています。
エンジン程にはメンテナンスは要りません。
モーター駆動なので、小刻みにON/OFFできるのも特長の一つです。
刈る方向に動かす時だけ回し、戻す時は止めることもできます。
そういった工夫で、バッテリーを節約できます。
2-3-3. 電動式(電源コード)
電動式(電源コード)は、延長コードで直接コンセントにつなぎます。
バッテリーもエンジンもないので軽いです。
音も、エンジンに比べて静かです。
電源が確保できる限り、燃料切れやバッテリー切れの心配がありません。
2-3-4. エンジン式 VS 充電式 VS 電動式 3者比較
動力式 | メリット | デメリット |
---|---|---|
エンジン式 | 充電式に比べてパワーがある 燃料がある限り作業を続けられる |
騒音が大きい メンテナンスに手間がかかる 重い |
充電式 (バッテリー) |
エンジン式に比べて静か 操作が簡単 メンテナンスが簡単 エンジン式より軽い |
バッテリーが切れたら作業を中断するしかない パワーはエンジン式に比べて劣る |
電動式 (電源コード) |
エンジン式に比べて静か 操作が簡単 メンテナンスが簡単 燃料切れやバッテリー切れの心配がない エンジンもバッテリーもないので軽い |
パワーはエンジン式に比べると劣る 電源コードの届く範囲でしか使えない |
エンジン式の草刈機を田んぼの畔で使う際は、オイルのしずくにも注意しましょう。
わずか1適でも田んぼの水面に落ちるのは良くありません。
メンテナンスは怠らないようにしましょう。
2-4. 手で持つタイプには、握り方にも種類がある
手で持つタイプには、握り方にも種類があります。
平坦な場所をたくさん刈るのか、狭い場所を慎重に刈るのかによって、最適な握り方が違ってきます。
利用シーンを想定して選びましょう。
一つずつ詳しく説明します。
2-4-1. 両手ハンドル(U字ハンドル)
両手ハンドル(U字ハンドル)は、肩幅でしっかり持てるので安定感があります。
腰の回転を利用して力強く作業することができます。
水平に維持しやすく左右に振りやすいので、平坦な地面を長時間刈るのに向いています。
一方で、斜面や狭い所では扱いにくくなります。
2-4-2. ループハンドル
ループハンドルは、自由な角度で握ることができます。
片手でも動かすことができ、取り回しがしやすいのが特長です。
2-4-3. ツーグリップ
ツーグリップは、握る部分が一直線なっています。
主軸をしっかりと握って操作できます。
グリップの延長線上に刃先があるので直感的な操作がしやすく、狭い場所でも細かな作業ができます。
その反面、常にしっかりと握っておかないといけないので、疲れやすいです。
水平を維持するのにも力が必要ですので、広範囲の平坦な土地を刈るのには向いていません。
2-4-4. 背負い式(リュック式)
背負い式(リュック式)は、重いエンジン部分を背負います。
腕への負担が少なく、他の手で持つタイプに比べて疲れにくいのが特長です。
なお、背負う際は本体側に気を取られやすいので、刃先のある方向にも十分注意しましょう。
2-4-5. 持ち方のタイプの選び方
持ち方 | 向いているシーン |
---|---|
両手ハンドル(U字ハンドル) | 硬い草や背の高い草を刈る場合 平坦で広い面積を刈る場合 |
ループハンドル | 比較的狭い場所 斜面など角度が様々な場所 |
ツーグリップ | 狭い場所 細かな調整が必要な場所 |
背負い式(リュック式) | 腕力に自信がない方 長時間の作業が必要な場合 |
2-5. 手で持つタイプには、替え刃にも種類がある
手で持つタイプには、替え刃にも種類があります。
初心者か使い慣れた方かによって、選ぶ刃が異なります。
また、刈る草の種類等によっても違ってきます。
一つずつ特徴を説明します。
2-5-1. チップソー
最もオーソドックスな替え刃です。
外周の突起の一つ一つに、チップ状の刃がついています。
チップは非常に硬い素材ですので、様々な草を刈ることができます。
2-5-2. ナイロンカッター(ナイロンコード)
刈った草が細かく飛散するのが特長です。
柔らかい草や芝生に向いています。
石やコンクリートなどの近くでも気にせず使えます。
ナイロンが切れて短くなると自動で伸びてきます。
2-5-3. 金属刃
金属刃は硬い草に向いています。
価格も、チップソーに比べて安いです。
さらに研磨することで長く使えるので、経済的です。
刃の数が少ないほど、一つ一つの刃に大きな力が加わるので、刈る力が強くなります。
その分、硬いものに当たったときの衝撃も大きくなります。
2枚刃は最も危険なため、使用を禁止している地域もある程です。
2枚刃
2枚刃は、重量が軽くてよく切れます。
刃の数が少なく研磨もしやすいので、何度も研いで長く使えます。
ただし、石などの飛散が多いです。
硬いものにあたったときの衝撃も大きいです。
そのため、初心者には向きません。
4枚刃
4枚刃も、重量が軽くてよく切れます。
研磨もしやすいです。
危険度も、2枚刃ほどではありませんが、取り扱いには注意が必要です。
8枚刃
8枚刃は、長い草でも巻き付きにくい特長があります。
刃が摩耗しやすいので、頻繁に研磨する必要があります。
2-5-4. 樹脂刃
樹脂刃は、硬いものにあたっても反発が少ないです。
小石などの跳ね返りも少ないという特長があります。
また傷んだ刃だけを交換できるので、経済的です。
ただし、硬いものにあたると衝撃により折れてしまうこともあります。
2-5-5. 替え刃の選び方
替え刃の種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
チップソー | オールマイティに使える | 刃が欠けてくると研ぐのが難しい |
ナイロンカッター | 切れても自動で伸びてくる 石やコンクリートの近くでも大丈夫 金属刃に向かないところでもOK |
硬い草には向かない パワーの低い草刈機では負担がかかる |
金属刃 | 硬い草でも刈れる 研ぐことで長く使える |
硬いものにあたったときの反発が大きい 小石などが飛びやすい 草刈機への負担が大きい |
樹脂刃 | 硬いものにあたっても反発が少ない 小石などの跳ね返りが少ない 刃を部分的に交換できる |
衝撃により刃そのものが折れる場合がある |
2-6. 車輪やキャタピラで自走するタイプは操作方法によって様々
車輪やキャタピラで自走するタイプは、操作方法の違いによって様々なタイプがあります。
面積規模はもちろん重要な判断基準です。
それ以外にも、斜面に強い、危険な場所に向いている等の得意なシーンがあります。
2-6-1. スイング式は、ハンドルを適切な角度に調節して操作する
スイング式は、本体からのびたハンドルで操作します。
このハンドルがスイングすることで、角度を変えたり、回転したりできます。
進行方向も前後に切替ができます。
畔や法面などで特に威力を発揮します。
操作する人は安定した平坦なところに立つことができるので、安全に操作できます。
2-6-2. 歩行型は、比較的広い面積で威力を発揮
歩行型は比較的広い面積で威力を発揮します。
踏み台付であれば、乗ることもできます。
歩かなくて良いので、疲労を軽減できます。
2-6-3. 乗用型(搭乗型)は、平坦で広大な面積で威力を発揮
乗用型(搭乗型)は文字通り運転するので、歩く必要がなく体力的な負担がかなり軽減されます。
2-6-4. ラジコン式は、危険な場所でも大丈夫
ラジコン式は、操縦者が安全な場所に立って操作できるので、もっとも安全です。
人が立ち入るのが危険な場所でも大丈夫です。
野立ての太陽光パネルの下などでも活躍します。
2-6-5. 自走するタイプのもう一つのメリット|刈った草がチップ状になる
車輪やキャタピラで自走するタイプは、刈った草がチップ状になります。
そのまま放っておくこともできるので、回収する手間が不要です。
これに対し、手で持つタイプ(刈払機)の場合は、刈った後の草を回収しないと邪魔になります。
刈り倒した草を放っておくと、腐ったり害虫の巣となる弊害があります。
したがって、草刈りの重労働のあと、さらに回収の作業が必要です。
この点、自走するタイプは刈った後の草の回収が不要というのは、非常に大きなメリットと言えるでしょう。
もしユンボがあるなら、アタッチメントを交換することで強力な草刈機に変身させることができます。
ご参考までに。
3. 草刈機を買うときあわせて揃えておきたいもの
この章では、草刈機を買うときにあわせて揃えておきたいものを説明します。
安全上の観点で必要性の高いものから列挙します。
参考にしてください。
3-1. 保護メガネ(ゴーグル)
手で持つタイプ(刈払機)の場合、ゴーグルは必ず準備しましょう。
剥き出しの刃が高速に回転しているので、石や欠けた刃が飛ぶ恐れがあるからです。
非常に危険ですので、ゴーグルは必需品です。
3-2. すね当て
手で持つタイプ(刈払機)の場合、すね当ても必要です。
石が飛ぶだけではなく、キックバックもあります。
※ キックバックとは、高速回転している刃が障害物にあたったときに、反動で強く跳ね返されることです。
想像以上に激しい反動ですので、自分も、そして周囲にも注意しましょう。
3-3. 手袋
手袋も同じく必須です。
できれば、軍手より樹脂製をお勧めします。
なぜなら、軍手の場合、糸が刃に引っかかる恐れがあるからです。
もちろん、動いている刃には絶対さわってはいけませんが、万が一触れた場合も樹脂製の方が安全です。
3-4. 保護帽(ヘルメット)
頭部の保護も重要です。
気を付けるのは、飛んでくる石だけではありません。
木の下を刈る時は、回転する刃にばかり気をとられて、木の枝に頭をぶつけることもあります。
ぶつけた際にバランスを崩して転倒すると、さらに危険です。
3-5. 作業用靴
鉄板入りのものであれば安心です。
4. Q&A
Q1. どこで買えばよいか
草刈機は、ホームセンターや農機具店、農協、そして通信販売などで購入できます。
それぞれ良し悪しがあります。
ホームセンター
実際に手で持ってみて、重さや操作性を実感できます。
購入してその日に使うことができます。
ただし、乗用車では積み込めないかもしれません。
お持ち帰りの際は注意しましょう。
農機具店、農協
様々な種類を扱っています。
配達もしてくれます。
お近くにあれば、相談してみるのも良いと思います。
通信販売
ネット上のあらゆる商品から選ぶことができます。
安く購入できる場合も多いです。
ただし、実物を見ないで買うことになるので、思ってたのと違う恐れはあります。
また初期不良の際は、返送しなけらばならないので対応が遅くなります。
Q2. 修理はどうすればよいか
ホームセンターで購入したものであれば、そのお店で修理を受け付けてくれます。
他所で購入したものであっても、主なメーカーのものなら修理を受け付けてくれる場合もあります。
農機具店や農協でも、もちろん修理は受け付けてくれます。
特に大型の草刈機の場合は、訪問修理や引取修理ができるか相談してみましょう。
このあたり相談にのってくれるのが、農機具店、農協の良いところです。
一方、通信販売で見慣れないメーカーの商品を買った場合、困ることになります。
修理を受けてくれるかわかりませんし、それが可能でも送るのが大変だからです。
Q3. 棄てる時はどうすればよいか
棄てる方法にも、幾つか方法があります。
自治体に相談する
自治体を通じて捨てることができます。
粗大ごみ、大型ごみ扱いとなります。
環境整備拠点に持ち込むか、回収に来てくれるのかは、自治体によって異なります。
お住まいの地域の窓口に相談しましょう。
なお、ほとんどの場合、電話やインターネットでの事前申し込みが必要です。
また、捨てる際には事故を避けるためにも、燃料は事前に抜いておきましょう。
ホームセンターに持ち込む
新しい草刈機を購入したら、古いのを一つ回収してくれる場合があります。
買替購入の際に、引き取ってもらえるか確認してみましょう。
リサイクルショップ、不用品回収業者へ依頼
リサイクルショップや不用品回収業者でも回収してもらえることがあります。
さらに、まだ使える状態のものについては、下取りしてもらえるかもしれません。
相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では次のことをご説明しました。
(1)自分にあったものを選ぶには何を基準にすればよいか
(2)価格の相場はどのくらいか
(3)草刈機にはどういった種類のものがあるか
(4)どこで購入するのがよいか
草刈機には様々な種類や特徴があることがおわかり頂けたかと思います。
どれも草の種類や土地の形状にあわせて、必要に応じてつくられてきたものばかりです。
大が小を兼ねるわけではありません。
この記事を参考に、あなたにぴったりの草刈機を見つけることができたら幸いです。